Vol.17 『1日10分!望みをかなえる自分との対話法』

ケン・ハラクマ先生から あなたへの言葉の贈りもの

みなさん、今年の抱負は決まりましたか?毎日が流れて行くように過ぎるのと、自分なりに何か目標設定をしてそこに向かっているのでは、時間の過ごし方や感じ方が違います。目標は何でもかまいません。何か見つけて、それに向かって進んで行けるといいですね。

体の声を聞き、心の声を聞く、ヨガの練習は自分自身を見つめることでもあります。

自分の目標のようなものを見つけたり、目標に向かって行くのをサポートしたりするのに役立つのです。ヨガ中に内側から感じられる声を素直に聞いてあげるようにしましょう。それが結果的に、目標にたどり着きやすくします。

でも、目標が思い浮かばない人もいるでしょう。今回は、そんな人たちのために今年の方向性をはっきり見いだし、それをかなえるための方法をお伝えしましょう!

まずは目を閉じて、自分の内側と対話してみましょう。「今年、私は何をしたいの?」

キャリアを積みたいのか、お給料を上げたいのか、のんびりしたいのか、旅行に行きたいのか、結婚したいのか。答えは人それぞれです。この問いに答えが返ってこなければ次のようなことを聞いてみるといいでしょう。

「どこに行きたい?」
「誰と過ごしたい?」
「欲しいものは何?」
「いらないものは?」

何か答えが思い浮かんだら、それを掘り下げていきましょう。

例えば「行きたい場所」が浮かんだら、旅行で行きたいのか、それとも移住したいのか、いつぐらいに行きたいのか、など、自分にクエスチョンするのです。

もしかしたら、「年内に自然の美しい島に移住したい」というような大きな目標が出てくるかもしれません。

目標が浮かんできたら、1日10分、その目標をテーマに静かに目を閉じて自分と対話をしましょう。

例えば「パートナーが欲しい」と思っているならその詳細を自分の内側に聞きましょう。性格はどんな人がいいのか、外見はどんな人がいいのか。やさしい人がいい、明るい人がいい、などいろいろと答えが返ってくるはずです。

そうしたら、もっと詳細に聞きましょう。やさしいってどんな人?明るいってどんな人?そうしているうちに、理想像が具体的に煮詰まっていきます。

そうして、「こういう人がいいわ!」というイメージができたら、実生活の中にそのイメージをシフトしていけばいいのです。

すると、不思議と現実が希望に近づいてくるものです。もしかしたら、1年後には理想のパートナーが側にいるかもしれません。

でも、1日10 分の対話を続けても、なかなかうまく対話できない人、現実が追いつかない人もいるかもしれません。

それも、おかしなことではありません。あまり心配せず、気持ちを楽にして続けてみてください。いつか変化は現れるはずです。

“自分の思い”にフォーカスして思いと現実をできるだけ近づけていくこと。これもヨガの教えの一つです。

皆さん、今年はチャンスを見つけて新しいことや、今までやってみたかったことなどにチャレンジしてみてください。

みんなで一緒に、希望のある一年にしましょう!

愛を込めて
ケン

ヨガジャーナル vol.21―日本版 2012年に流行るヨガ女の新潮流108 (saita mook) ヨガジャーナル vol.21―日本版 2012年に流行るヨガ女の新潮流108 (saita mook)

日本を代表するヨガ指導者であるケン・ハラクマ先生が、すべてのヨギに贈る、心温まる言葉のギフト。

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