Vol.20 『ヨガの考え方で皆、ハッピーな里帰りを!』
ケン・ハラクマ先生から あなたへの言葉の贈りもの
夏、お盆は里帰りの季節ですね。この時季、久々に家族と顔を合わせることになる人も多いですよね。普段から仲が良ければ会えるだけでハッピーですが、久々に親御さんに会うと自分はいい大人で仕事もプライベートも頑張っているのに、子供の頃と同じようにガミガミ言われて喧嘩になる。
だから帰省が億劫という人もいます。でも、あなたはヨガをしている人。そんなときこそ、ヨガの考え方をしてみましょう。あるがままの自分と世界を受け入れるということです。賛成する、ということとは違い私とほかの人の違いを認めるということです。
親と私は経験も違うし、時代も違う。行けば行ったで、「またあんた、そんなことやってんの!」なんて言われるのを、親の元気として受けとめてはどうでしょう。
親がガミガミ言えるほど元気で帰れる場所があるのはラッキーなこと。それに、親にこれから変わってもらうのはとっても難しく至難の技。急に変わったら逆に驚いちゃいますね(笑)。
また、すでに親御さんがいらっしゃらず、帰省の時季は寂しい、と感じる人もいるでしょう。そういう人は、またヨガの考え方に立ち返って自分の中に里帰りしましょう。
夏休みを使って、自分のやりたいことに目を向けたり、自分の思い出をゆっくり振り返ったり、「時間があってラッキー」と思って自由に過ごしてはどうでしょう。
そして、「里帰りも自分の時間もないわ!」という、夏休みも取れない人も、皆が休んでいるときに一生懸命働いて、皆が一生懸命働いているときにお休みをとる、というのもある意味ラッキーです。
少し、ゆったり休める気がしませんか? 夏休み。見方を変えれば皆ラッキーです。そもそも、家族もあなたも、生きているだけですでにラッキーです。自分と他者を受け入れる心でハッピーな夏を過ごしましょう!
愛を込めて♥
ケン
ヨガジャーナル vol.24―日本版 禅入門 (saita mook)
日本を代表するヨガ指導者であるケン・ハラクマ先生が、すべてのヨギに贈る、心温まる言葉のギフト。