Vol.24 『体の変化を受け止めて女性を楽しもう』

ケン・ハラクマ先生から あなたへの言葉の贈りもの

女性として生まれ、女性らしさを謳歌し、なおかつ、社会で自分を表現していこうと思ったとき、周りと上手に調和して、ストレスを溜めずに過ごせたらいいですね。

女性の体には、出産がそうであるように新しいものをクリエイトする素質があるから、本能的に同じ状態に留まろうとしません。

kensense_24_vol.28実際、女性は月経周期によって体調が変わり、体調の変化で意識まで変わっていきます。昨日よりよくならなくちゃと思っても、体の変化によってうまくいかない現実とつきあうには、まず女性である自分の体にバイオリズムがあることを理解しましょう。

それを受け止めず男性と対等関係を望むと、月経が止まるなど、無理が生じることも。変化する感覚を味わい、体をいたわりながら自分の意識と折り合いをつけることが大事。大事な決断を前に悩んでいるあなた。生理前と後では違う答えになるかもしれません。

どちらかに答えを絞ろうとする考え方がストレスのもと。

気分で答えを変えていいんだよ、いいえ、答えはひとつであるべき、という2人の自分が同居している現実を受け止め、私、気分屋だけどそれでもいい? と言えるくらいが自分も周りの人もラクなのです。

クリエイトされる価値観は、天気や時間の流れ、月経周期でも変化する。それが女性というもの。

そして、女性に生まれても男性的な人もいれば、男性を別の生き物として見ている人、反対に、男性と女性は同一と考えている人もいます。いずれにしても、誰もが両親から男性性と女性性の2つを引き継いでいるので、自分の体の一部分として存在する男性性を感じられると、女性として生きながら男性の価値観に理解が生まれ衝突しにくくなります。

小さなワクワクや感動をキャッチして女性性を磨きながら、男性がいる社会ともうまく折り合いをつけて自分を表現することを楽しんでください。

愛を込めて
ケン

ヨガジャーナル vol.28―日本版 1日1回の瞑想で幸せ体質になる (saita mook)ヨガジャーナル vol.28―日本版 1日1回の瞑想で幸せ体質になる (saita mook)

日本を代表するヨガ指導者であるケン・ハラクマ先生が、すべてのヨギに贈る、心温まる言葉のギフト。

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