Vol.27 『道は選ばずとも、 自然と開けることもある』
ケン・ハラクマ先生から あなたへの言葉の贈りもの
女性の心と体にはバイオリズムがあるので価値観もそのときどきで変化し、「本当に今のままでいいの?」と自問するときが周期的にやってきますね。
今いる所でやりがいを求めるべきか、羽ばたいて新しい自分を見つけるべきか。そんなふうに迷ったら、生活の重点を仕事に置いている人であれば、仕事がライフスタイルと密接でなければいけないという考えから離れてみるといいでしょう。そうやって割り切れると気持ちがラクになり、今の状況を否定しなくて済みますよ。
また、どちらかを選ぼうとするから思い悩むのであって、ニュートラルになって両方の意識が共存していいと思えれば、変わらない自分もエンジョイでき、変わろうとしている方向にも行きやすくなります。
現状に価値を見出せるときは、一生懸命、今を慈しんで過ごしてみましょう。平穏な日常こそ貴重でかけがえのないはずなのに、つい感謝を忘れがちです。
日常のハッピーは、それに気づこうとする気持ちがあって初めて味わえるということを心に留めておいて。そして、外に向く意識が止まらなくなったら、そのときは思い切り開放的になってできるだけ新しいことにトライすればいいのです。
迷ったとき、焦りを募らせる原因の一つが他人との比較です。一見、眩しく思える相手でもオールハッピーな人など存在しません。輝いて見える人も掘り下げていくと何かしら悩みを抱えているものですよ。
激しく物の見方を変えようとせず、ましてや自分を否定する必要もありません。本当に変わるべきときが来たら、自然と変化の波に乗れるものだから。
愛を込めて♥
ケン
ヨガジャーナル vol.31―日本版 ご褒美ヨガトリップにでかけよう! (saita mook)
日本を代表するヨガ指導者であるケン・ハラクマ先生が、すべてのヨギに贈る、心温まる言葉のギフト。