Vol.28 『苦手な相手との関わりは、 自分を高めるチャンス』
ケン・ハラクマ先生から あなたへの言葉の贈りもの
最近、職場での人間関係は円満ですか?本音でぶつかるのが難しい苦手な上司とどうやって歩み寄るべきか、悩んでいる人も多いかもしれませんね。
相手が目上の人であればなおさら、その人の価値観を変えることに時間を費やすのは得策とは言えません。そうかといって、好意的に思えない相手からの無理難題に骨を折るのはストレスになりますよね。
ならば、相手のためではなく、自分への課題として要求を受け止め、スキルアップのチャンスと捉えれば意識が前向きになります。そうした意識の持ち方ややり遂げた経験は、後の人生で大いなる糧になるはずです。
物事に取り組むとき、イヤイヤやるより頭が整理されたポジティブな状態で向かっていくほうがいい結果が得られます。
でも、時に辛く思えたらバランスが崩れる前にメンテナンスを行って。セルフメンテナンスの方法はたくさん持っていたほうが心強く、その中でもヨガはとても有効な手段です。
ただ、チャレンジとメンテナンスを繰り返す生活をこの先ずっと続けていくのはハードなので、今しかできない経験を積みながら転機を見据えた人生設計を進めていきましょう。
そして、もうひとつ付け加えるなら……。女性の心と体は変化を繰り返しているので、同じことを言われても穏やかでいられるときとイライラするときがあるものです。その変化によって自分の意識がストレスをつくる、ということを自覚することが大切。
今、自分の心と体はどんな状態にあるのかクエスチョンしながら、苦手な相手とも自分自身ともできるだけ心地よくつき合ってくださいね。
愛を込めて♥
ケン
ヨガジャーナル vol.32―日本版 ヨガで追求!自分史上最高の「究極美」 (saita mook)
日本を代表するヨガ指導者であるケン・ハラクマ先生が、すべてのヨギに贈る、心温まる言葉のギフト。