Vol.34 人間関係は、自分次第で変えられる

ケン・ハラクマ先生から あなたへの言葉の贈りもの

私たちは、職場や家庭など常に人と関わりながら生活しています。その中で、相手の価値観を受け入れられず、ときに、職場の仲間や友人、また、大切なパートナーであっても衝突してしまうことがあります。

YJ_38_P079相手と衝突する一番の原因は、自分がいいと思うものを相手にも認めてもらいたい、同じ価値観をシェアしたい、共に成長したい、と願う私たちの意識です。

女性の生徒さんからの相談で多いのが、旦那さんがヨガを理解してくれないというもの。

ヨガに出会ったことで自分のやりたいことが明確になり、女性に独立心が芽生えると、男性は孤立感を覚えてしまいます。

そうすると、「ヨガは自分にとって快適な要素ではない」と感じ、男性はヨガに対して好意的でなくなってしまう場合があります。

人間関係を円滑に保つ方法のひとつは、相手が喜ぶものは、自分が喜ぶものとは違うと認め、見返りを求めないことを前提に今ある関係を続けることです。

家での役割分担をどうするかも、パートナー間では、よくあるお悩みですよね。男性が進んで手伝ってくれるなら幸いですが、「料理は私が作るから、代わりに洗い物をして」と、交換条件を付けてやりとりをすると、相手にストレスを与えてしまうので要注意。

人によって価値観は違うので、家庭などひとつの空間で平等感をシェアしようとすると不平等感が増してしまいかえって窮屈になるものです。

価値観の違いを認めたり、歩み寄ったりすることが難しい場合は、独立していく自分に価値観を見出し、相手との関係性を考え直す生き方もあります。

また、現状は壊さず、自分が輝ける世界を探す、この2つをバランスよく取り入れるのも幸せに生きる方法のひとつです。

自分の心と向き合い、どの方向に進めばもっと幸せになれるか、自分で答えを導き出すのがヨガなのです。そして、その答えの先に、あなたが必要とする幸せがあるならどの生き方を選んでも間違いではありません。

愛を込めて
ケン

ヨガジャーナル vol.38―日本版 ケン・ハラクマ心と体を整えるヨガ (saita mook)ヨガジャーナル vol.38―日本版 ケン・ハラクマ心と体を整えるヨガ (saita mook)

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