Vol.57 秋は瞑想、意識を乗りこなし捉われをなくす
ケン・ハラクマ先生から あなたへの言葉の贈りもの
気候が穏やかになると心も落ち着き、秋は瞑想を深めるのに最適な季節です。苦手意識を払拭し、自分を生きやすくする瞑想をマスターしましょう。
瞑想が苦手な理由としてすぐに眠くなるという人がいます。眠気を感じたら仮眠をとり再度瞑想にトライしましょう。瞑想は意識が覚醒して現象を観察し続けている状態。瞑想と睡眠状態は対極と理解して。
考え事が浮かび集中できないという人もいますが、対象物が次々と湧いてくるのはそれだけ観察材料があるということ。実は瞑想に向いているんです。
常に情報がインプットされる現代社会で心を無にするのは不可能です。考え事が浮かぶのは当然と考え、台風の目のような静かな場所から揺れ動く自分を観察する瞑想をして。浮かんでくるのが怒りや不安であっても負の感情に捉われている自分を責めず受け入れたうえで対話を続け、「いつまでこの状態を続けるの?」とクエスチョンが芽生えたとき自分の意思で意識をコントロールできます。
ひとつの現象に意識を捉われなくするには、次の3ステップの実践が有効です。
①集中(ひとつのことに心を向ける)
②瞑想(現象を受け入れて味わう)
③三昧(現象と一体化する)
この3ステップをサンヤマ・・・
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